お笑い基地

お笑いをテーマに、漫才やバラエティについてゆったり書いています。

千鳥の漫才について 2


今回も前回に続いて千鳥の漫才について書いていきたいと思う。

2.声色

どういうことか分からないヘッズが多いだろうが、私は千鳥の漫才の良さの一つにこれを挙げたい。



漫才というのは芸人さんという「人間」らが発する言葉・声によって成されている。



千鳥はM-1グランプリにおいて2003年・2004年に決勝戦に進出するなど、高い評価を得ていたが東京の人間にハマるのには時間がかかった。




私はここ最近の二人の声色の変化、それにともなう二人が醸し出す空気感が千鳥の漫才に磨きをかけたのだと考えている。




ノブさんの声は張りのある若い声から、少し低くなり唯一無二のしゃがれた声に変わった。



そして大悟さんの高かった声は、落ち着きのあるより聞き心地の良い声になった。


「その声で言えばもう面白いよ」と無意識のうちに受け手に刷り込まれているのだ。


芸人さんは不思議と年を取れば取るほど味が出てくるのが常である。この二人に限ったことではないが、千鳥の漫才を見ているとそれが顕著である。



同じネタであっても、時間が経つにつれ少しずつ変わっていく。漫才というのはそういった変化も楽しめるものだと思う。




今回は少しズレた視点から千鳥の漫才を見てきたが、次回は「千鳥の漫才について」の最終回を書いていくゾヨ。


春の陽気に身を任せ、凧揚げに行ってきます。
それではまた次回!!